minolta オ−トコ−ド


ミノルタというと、今ではAFのαで有名であるが、二眼レフをかつて作っていたというのはあまり知られていないのではないだろうか。ところがクラカメファンの間では超有名である。何故有名か?それは写りがいいからである。特にここがというものはないが、逆に特にここがで文句をつけることができないレンズである。
操作部は独特で、低部のレバ−でピントを合わせる方式である。これは使いやすい。ファインダ−も見やすくてなかなかのものである。

みのかんのAUTO CORD

これまたジャンクで手に入れたものである。ピントレバ−が折れていたものを他のレバ−で代用させている。修理には結構苦労した。
このカメラを持って夏の暑い日に子供と一緒に近くの山に登った。もちろん撮影が目的であった。
息子の友達にいじめられっ子がいて一緒に行ったわけだが、その子の笑顔もばっちりフィルムに焼き付けた。2日後、息子に6つ切りのプリントを届けさせた。
その夜、その子のお母さんから感謝の電話があった。
「素晴らしい写真をありがとうございました。息子のあんな笑顔は久しぶりに見ました。家ではめったに笑うこともないんです」
これにはこっちも恐縮してしまった。そうだったのか、、、、、。後で知ったことだが、その子はいじめられっ子で登校拒否だったらしい。知らなかったから変な色眼鏡でみずに、素直にその子の笑顔を引き出せたのかもしれない。その子も今は中学3年である。登校拒否もなおり、元気に学校に行っている。

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